英語の専門家も恐れて手を出さない表現に – があります。はっきり言って私も考えたくないのですが、ずっと引きずって来た問いなので暫定的にまとめてみます。
en dashでありhyphenではない。
まず 1789-1799 といった英語表現で使われる – は正確には、en dashと言われます。エンではなくエヌダッシュと読む、という解説もあります。
典拠:『ジーニアス和英辞典』p.2116
下記記事も参照:
En dash (the punctuation guide)
en dash (wikipedia)
つまりhyphen(ハイフン)とは違う記号になります。ジーニアス英和辞典などだと、スラッシュ気味に斜めで表記されています。
~は日本語独自の記号です(『ジーニアス和英辞典』p.2116)。
and, to, through
en dash “-” を声に出して読む時は、「ダッシュ」,「エンダッシュ」,「エヌダッシュ」あるいは、意味を汲み取って and, to, throughでしょう。
典拠:En dash (the punctuation guide)
しかしandで理解するのと、to, throughは違います。ちなみに、andは確信があるのですが、いまのところ典拠はありません。
例 1789-1799
本記事のタイトルでもある1789-1799から取り上げましょう。
用例は以下の通り。
用例1 the French Revolution of 1789-1799
このen dash “-” は、どう読むべきでしょうか。読む、というのは英語で置き換えたらなにになるのでしょうか。
私は to だと思います。つまり 1789 (to 1799) で1789に “to 1799” が後置修飾している形です。この時、en dashはdashの元々の自動詞の意味「目指す」で使われます。
例 pp.10-20
次に頻繁にあるのが,pp.10-20といったen dashの使い方ですが、これは読みが pages 10 – 20 と複数形pagesが使われ、前置詞として in が使われる、という特徴があります。
用例.You will find this material in chapters 8–12
ここにおいてen dashの読み方は以下のようにサバけると思います。
in page 10 to page 20 → in pages 10-20
in chapter 8 to chapter 12 → in chapters 8-12
このように元々pageが2回,chapterが2回使われていたものが、en dashで数字部分だけくっつけられたので複数形pages, chaptersになった、と考えられます。
基本的に to で理解すればよい
上掲2例から en dash “-” は基本的に to で理解すればよいと思います。なので読む時は “to” でよいでしょう。
本記事はここまでになります。
難しい問題なので新しい情報をみつけたら、その都度更新するつもりです。
追記:ウィキペディアの解説
上掲画像の読み方(Wikipediaから)も役に立ちます。
追記(2026年3月8日):Chapters 1 to 4
上記説明だとChapters 1 – 4は、Chapters 1 through 4に読むのかと思いますが、ChatGPTによるとChapters 1 to 4のままでよいそうです。
私「Chapters 1 to 4の to は throughの方がよいでしょうか?」
ChatGPT「結論から言うと、この文では to のままで問題ありません。むしろ普通です。」
ChatGPT「以下の通りです。
Chapters 1 to 4 → 章番号の範囲を中立的に示す(学術書ではこれが普通)
Chapters 1 through 4 → 「1章から4章まで全部含めて」という口語的・強調気味」
では、pp.1-6は?
私「ではpp.1-6は?pp.1 through 6とWikipediaに書いてあったが。」
ChatGPT「1 through 6 または 1 to 6, どちらでも構いません。」
私「結局throughで読もうが、toで読もうが、同じことか?」
ChatGPT「はい。そう捉えてくれて構いません。」
やり取りの全体は以下で確認できます。





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