῾A と ᾿A の違い(古典ギリシア語の気息記号)

ギリシア語

古典ギリシア語を読んでいる時 ῾ と  ᾿ という記号が気になるはずです。その点を補っておきます。


 

アリストテレース(アリストテレスἈριστοτέλης /aristotélɛːs/, 英Aristotle /érəstɑ̀ːtl/ 384-322BC)

 

こんな表現を見た時,が気になるはずです。

 

Ἀ = /a/

 

 ᾿smooth breathing signと言います。

 

これが母音に付いた時(ルㇷォーρなんかにも付きます)には/h/音が加わりません。そのまま読みます。

 

アルファだったら、でそのまま/a/と読みます。

 

/ /は発音にかかわる話をしている、という意味です。

 

 

῾A = /ha/

 

 ῾rough breathing signと言います。

 

これが母音に付いた時(ルㇷォーρなんかにも付きます)には/h/音が加わります。῾A だったら /ha/です。

 

/ /は発音にかかわる話をしている、という意味です。

 

 

概して気息記号と言います。

 

῾ も ᾿ も気息記号と言います。起こっていることは、有気化(帯気化)と同じです。

 

有気化(帯気化)とは、アルファベットの読みでテータをトㇷェータと読んだ時の「ㇷ」のことです。なので、aspirationと呼べば、ここら辺のこと(気息記号,有気化,帯気化)はまとめて扱えるでしょう。

 

本記事はここまでになります。

なにかありましたら、コメント欄にお願いします。

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